川村学園女子大学を運営する学校法人川村学園は、2024年4月19日に理事会を開き、教育学部と大学院人文科学研究科の教育学専攻について、2025年度から募集停止することを決めた。18歳人口の減少や、近年の共学志向の流れなどから定員割れが続いていたためで、志願者の回復が見通せないと判断した。

 教育学部は1991年に、大学院教育学専攻は2011年に開設。近年は定員割れが続き、教育学部は2024年度より入学定員を120名から70名に減らしていたが、定員充足するには至らなかった。

川村学園女子大学は大正時代の1924年、東京・目白に開設された川村女学院が前身。大学の発足は1988年で、現在は文学部、教育学部、生活創造学部と大学院人文科学研究科(心理学専攻・教育学専攻・比較文化専攻)を有する。大学院のみ男女共学となっている。

 JR目白駅から徒歩2分の目白キャンパス(東京都豊島区)に文学部国際英語学科(入学定員30名)、生活創造学部観光文化学科(同40名)の2学科が、大学本部や大学院、教育学部を含むその他の学科は、我孫子キャンパス(千葉県我孫子市)に置かれている。

参考:【川村学園女子大学】川村学園女子大学教育学部及び川村学園女子大学大学院人文科学研究科教育学専攻学生募集停止について

川村学園女子大学

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大正時代に「感謝の心」を基盤とした「自覚ある女性」の育成、「社会への奉仕」を建学の理念に誕生した川村学園。現在、3つの学部と大学院(修士課程・博士課程)を擁する文科系総合大学です。女性の秘めた力をフルに発揮できるよう、豊かな教養と高度なスキルを養成。特色ある「[…]

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