株式会社ヤフーは、2015年10月より11分野におけるビッグデータの研究を強化していくための採用枠を新設しました。
二つのコースが用意され、まず一つ目が博士号取得者などを対象とし、正社員として採用する「サイエンスプロフェッショナルコース」、そして二つ目が博士研究員(ポスドク)などを対象とし、自身の研究をより深めるためにYahoo! JAPAN研究所で任期付きの研究を可能にした「特任研究員コース」があり、毎年20名程度の採用を目指しています。

 このYahoo! JAPAN研究所とは、次世代インターネット関連技術の研究開発を行っている2007年に設立されたヤフー株式会社の東京ミッドタウンオフィス内にある施設となっています。慶応義塾大学 環境情報学部長・教授の村井純氏が最高顧問を務めており、大学・研究機関との協業を推進し、数多くの国際学会でも研究論文を発表しています。

 今回の両コースで採用される博士号取得者とポスドクは、100以上のサービスから集まるYahoo! JAPAN独自のマルチビックデータを活用して、「自然言語処理」「機械学習」「統計モデリング」など全部で11分野の研究に携わる予定です。また、研究成果は自社の人工知能技術やIoT、広告技術などへの導入に加え、他の企業や研究機関との技術分野での連携拡大に活用されることとなっています。

 また、ヤフーでは2015年10月より従業員の博士号取得にかかる費用負担などを支援する制度を開始しており、データサイエンティスト1名が京都大学大学院 情報学研究科に進学しています。今後もIT企業ならではの博士号取得者への支援に注力していく予定です。

大学ジャーナルオンライン編集部

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