日本FP協会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により家計に影響の出ている学生が修学を諦めないよう、ファイナンシャル・プランナーによるアドバイスをまとめたコラムを協会ホームページの特設サイトで公開している。

 日本FP協会では、コロナ禍の影響でアルバイト収入が急減するなど、学生生活に影響が出ている学生やまだ影響はないがこれからに備えたい学生に向け、3つのコラム「家計が急変して学費の支払いに困った!」「生活費を見直したい」「闇バイト、ネットワークビジネス、儲け話には要注意!」を掲載。

 コラムのひとつ「家計が急変して学費の支払いに困った!」では、コロナ禍で家計が急変しても、学びを続けるために知っておくべきポイントを解説している。学費の支払いに困った時に最初にやるべきこととして、「現状把握と困窮度の推定」と「在学する学校の学生課等に相談」の2点を提示。学費や通学のための生活費を誰がいくら負担しているか現状を確認し、自分や家族の収入の急変によって、どの程度の金額がいつまで不足しそうか見積ること、また、在学する学校に相談し、公的支援や奨学金について、利用条件や申請方法などの情報を得ることを進めている。

 このほか、生活費を見直す3つのコツや、困窮した学生をねらった、高額な報酬を謳い文句とした闇バイト、ネットワークビジネス等への勧誘が増加していることから、コラムの筆者の実体験をまじえ、被害にあった際の対処方法などを紹介している。

 また、特設サイトでは、学生のうちに知っておきたいお金との付き合い方や、これからの人生に必要なお金についてまとめた「学生生活マネー&キャリアお役立ちハンドブック!」も無料でダウンロードできる。

参考:【NPO法人日本FP協会】学生生活に影響が出ている皆さんへ

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。