城西国際大学は、大相撲で横綱として活躍した日馬富士公平(ダワーニャム・ビャンバドルジ)さんが母国モンゴルの首都ウランバートルに創立した「新モンゴル日馬富士学園」と2021年3月13日、学術交流協定を締結した。
2018年に開校した「新モンゴル日馬富士学園」は、小中高一貫校で、児童・生徒数は約1200人。日馬富士さんが相撲を通じて学んだ日本の礼儀や礼節を、教育に取り入れている。
日馬富士さんは、城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科で学び、修士論文「『新モンゴル日馬富士学園』創設プロジェクト―全身全霊で行う小中高一貫教育―」を執筆。同学園で学ぶ生徒や保護者、教職員ら約2000人を対象に実施したアンケートをもとにした実証的研究が評価され、優秀論文賞に選ばれた。
城西国際大学では、大学院で学ぶ動機ともなった日馬富士さんの教育に対する熱意を応援したいと、学内で検討を重ね、5年間の協定を結ぶことで合意に至った。今後、同学園での日本語教育支援や卒業生の受け入れなどを中心に、さまざまな交流を検討していく。