筑波大学附属病院(茨城県つくば市)は、がんや重い病気と闘う子どもたちに寄り添い、安心感を与えるファシリティドッグの導入を決めた。子どもたちが安心して辛い治療を受けられる環境にするためで、全国の国立大学病院で初めてになるという。
ファシリティドッグは医療チームの一員として活動するために、専門的なトレーニングを受けた犬。「ハンドラー」と呼ばれる専門研修を受けた医療従事者とペアで活動する。入院治療を受ける子どもたちの点滴や検査に寄り添い、リハビリの手伝い、手術室までの付き添いも担うほか、不安になったときに添い寝して子どもたちに安心感を与えてくれる。
ファシリティドッグは2000年ごろから米国を中心に導入が広がった。国内では静岡県立こども病院(静岡市葵区)や東京都立小児総合医療センター(東京都府中市)、大阪市立総合医療センター(大阪市都島区)などに導入され、計6頭が病院内に常駐している。
闘病中の子どもたちに勇気を与えてくれるとして好評を得ているが、これまで国立大学病院で導入例がなかった。1頭の常駐に年間で少なくとも1,000万円程度の費用がかかるためで、兵庫県立こども病院(神戸市中央区)は導入に向け、クラウドファンディングで資金確保に乗り出している。
参考:【筑波大学】全国の国立大学病院で初!病気のこどもに寄り添う“医療チームの一員” ホスピタル・ファシリティドッグ®導入決定(PDF)
