2025年開催の大阪・関西万博会場(大阪市此花区)で大量発生したユスリカ対策に貢献したとして、信州大学副学長でユスリカ研究の専門家の平林公男学術研究院(繊維学系)教授に日本国際博覧会協会から感謝状が贈られた。

 大阪・関西万博では、2025年5月ごろから蚊に似た羽虫のシオユスリカが大量発生した。会場南側の水辺「ウォータープラザ」付近で発生したとみられ、人体に悪影響を及ぼさない昆虫だが、万博のシンボルだった大屋根リングを覆うように大群が飛行して来場者に不快感を与えた。

 平林副学長はユスリカ研究の第一人者として万博協会の外部有識者会議「ユスリカ等対策本部」委員長に就任、発生源の特定や発生範囲の把握、光の波長による誘因特性の解明などを進め、会場環境の改善に貢献した。

 ユスリカはハエ目の昆虫。世界に約1万5,000種、国内に2,000種ほど生息し、幼虫は水生で、成虫になると陸上に進出する。外見は蚊に似ているが、種類が異なって吸血することはない。ただ、春と秋に発生し、交尾のために蚊柱と呼ばれる群れを成して旋回飛行を続ける特徴を持つ。

参考:【信州大学繊維学部】大阪・関西万博におけるユスリカ対策で貢献! 万博協会より感謝状を受領

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