介護福祉特化のお手伝いプラットフォーム「スケッター」を運営する株式会社プラスロボと福祉系学生団体「Inter-Fair」は、2022年6月5日から、大学の文化系サークルと介護施設をレクリエーション分野でマッチングする事業を開始する。

 学生団体Inter-Fairは、障がいの有無に関係なく、「違いを面白い」と捉えられる全ての人に平等な「居場所作り」をする福祉系の学生団体。「一人一人の心に寄り添う」をコンセプトに、高齢者支援と障がい者支援を中心として、毎月手話のイベントやスポーツイベントなどを主催している。

 今回、プラスロボと行う事業では、ダンスサークル、音楽サークル、お笑いサークルといった文化系サークルの発表の場として介護施設の空間を活用することで、レクリエーションの提供や多世代交流につなげる考え。趣味や特技を生かしたレクリエーションの提供を通じて、福祉の世界に関わる機会を創出する。6月5日から「スケッター」プラットフォーム上で、介護施設がレクレーションを提供する各大学サークルや個人の受け入れを開始する。

 なお、プロスラボが運営するプラットフォーム「スケッター」は、介護福祉領域に関わる人(関係人口)を増やすことを目的に2019年にリリースされた。未経験者や資格がなくても身体介助以外の「自分にできること」で福祉に関われるのが特徴。登録者約3000人のうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことのない異業種からの参加者で、学生や20~30代の登録者が多い。事業所側は定額でシステムを利用でき、紹介手数料が一切発生しない点もメリットのひとつとなっている。5月から首都圏の各大学の福祉学科と連携を開始し、450名を超える福祉学生がスケッターに登録する見込み。お手伝いの体験を通じて「自分に合う職場探し」として福祉系の授業での連携が加速している。

参考:【PR TIMES】大学の文化系サークルと介護施設を「レク」でマッチング 〜「スケッター」と学生団体「Inter-Fair」が協業〜 

大学ジャーナルオンライン編集部

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