株式会社リクルートが提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、スタディサプリ編集部の高校生エディター&公式LINE登録者を対象に“スマホとSNS”についてアンケートを実施した。有効回答数589件(男子159件、女子408件、性別を選択しなかった人22件)。

 調査によると、現役高校生が今持っているデバイスの1位はスマートフォン(1台目)83.9%、2位タブレット26.1%、3位スマートフォン(2台目~)22.1%。高校生の5人に一人がスマホを2台持ちしている。普段の連絡やSNS用とゲーム用など、用途を分けて使用していると考えられる。

 SNSのアカウントはいくつ所有しているのか聞くと、平均5.1個という結果に。複数所有するのが主流で、趣味の繋がり用、見るだけ・情報収集専用のアカウント、学校の友達との繋がり用など、自分のさまざまな面をアカウントで使い分けて、心地よいSNSの状態を自分でうまくコントロールしていると考えられる。また、情報発信をするSNSは1位「Instagram」58.7%で、フリーコメントを見ると、24時間で消える動画投稿の“ストーリー”機能だけを使って盛んに投稿しているという人が多く、記録というよりもその瞬間の思い出を共有して楽しんでいるようだ。

 「高校生の進路選択」にSNSがどう影響しているか。「進路選びでよく使うSNS」を聞くと、高校生の半数以上(54.7%)が進路選びにSNSを利用していた。その内訳は、YouTube(39.1%)、Instagram(35.1%)が2トップ。続いて、LINE(14.6%)、X(Twitter)(14.3%)、TikTok(9.0%)と続いた。

 「YouTubeだとより本当のことを言ってそうだから。気になる大学の実情を知るために現役生や卒業生などの話を聞く」(高3女子/山形県) 、「Vlogを見たりしていい所や悪いところを見つける」(高3男子/愛知県)、 「Instagramで志望校に通う先輩のSNSを見て勉強のモチベをあげている!」(高1女子/岐阜県)、「自分が志望している学部の方の投稿を見て、自分の進路の参考にしたり、勉強のモチベーションにしている」(高2女子/熊本県)といった意見が聞かれ、多角的な情報収集で「その学校のリアル」を追求し、憧れを醸成するリアルな学生の姿を「モチベーションの源」として、進路選びに繋げていようだ。

参考:【スタディサプリ進路】「高校生・スマホ・SNS実態アンケート」発表!SNSアカウント所有数は平均5.1つに

大学ジャーナルオンライン編集部

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