テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、学長室室長(Chief of Staff)の職位を新設し、ニューヨーク大学アブダビ校など複数の大学において教務・大学経営の両面で豊富な経験を持つメイイー・ショウ博士を任命した。今回の学長室室長任用により、大学の規模拡大と数々の新プロジェクト立ち上げに伴いTUJが日本における国際教育の推進に果たす貢献をさらに拡大する。

 TUJは学部課程の学生数増加を受けて、近年、日本国内外からの教職員採用を増やすとともに、2025年1月に予定されている京都キャンパス開設、および専攻・副専攻学科や修了証書プログラムの新設を進めている。実績ある専門人材の採用によりTUJは、その能力と専門性をさらに強化し、学生のニーズに応え、アカデミック・リーダーとしての地位を確立していく。

 ショウ博士は、マシュー・ウィルソン学長と緊密に連携しながら、TUJの戦略的イニシアチブの推進、地域社会との交流促進、および世界約70カ国と地域から集まる学生の教育的体験のさらなる充実に、大きな役割を果たすことが期待される。

 また、学生のグローバルマインド育成や世界中の優秀な人材の招聘などに関わり、テンプル大学が提供する質の高い国際教育の確保と推進に努める。さらに、特任プロジェクトや理事会との連携、地域貢献活動、学生満足度の向上、職員の連携、戦略的分析にも従事する。

 ショウ博士は、ハーバード大学より博士号(東アジア言語・文明)、ペンシルベニア大学より政治学・東アジア研究学で学士号を取得し、着任前はニューヨーク大学アブダビ校で学生担当副学部長を務めていた。このほかシンガポールのYale-NUS College(イェール大学とシンガポール国立大学が共同で設立したリベラルアーツカレッジ)学部長補佐、香港科技大学の人文教育担当准教授などを歴任し、10年以上にわたり大学の教務・大学経営に携わってきた。専門の現代人文学・東アジア研究学において受賞歴があるほか、アカデミックプログラムや共同カリキュラム※1、レジデンシャル(居住型)教育※2、国際交流、地域社会向け教育プログラムなどの運営において優れたリーダーシップを発揮した実績がある。

 今回の任用についてショウ博士は「世界の複数のキャンパスで教え、学生たちと向き合ってきた経験から、私は国際教育に対して深くコミットしており、世界から集まるTUJの学生たちに全人的な教育体験を提供できることを楽しみにしています。私自身、大学時代に日本へ交換留学した経験があり、国境や文化の違いを越えて学ぶことが、どれほど一人の人間の人格や価値観、世界感を変えるものか身をもって知っています。学生たちにまさにその体験を、あるいはそれ以上のものを提供できるよう、TUJをサポートしていくのが私の役割です」とコメントしている。

※1共同カリキュラムは、学生が大学や学校で学んでいることを何らかの形で補完する活動、プログラム、学習体験を指す
※2レジデンシャル(居住型)教育は、様々なバックグラウンドを持つ居住者(大学生や社会人など)が互いの経験を持ち寄り、ともに暮らしながら自身の知識を深めていく居住型の教育システム

参考:【テンプル大学ジャパンキャンパス】テンプル大学ジャパンキャンパスが新設の学長室室長職にメイイー・ショウ博士を任命、グローバル教育をさらに推進

テンプル大学ジャパンキャンパス

日本で最も歴史の長い外国大学日本校

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、1982年東京に開校。日本の外国大学のなかで最も古く、最大規模の学生数およびプログラム数を有する。 日本で入学、卒業ができる唯一のアメリカの州立総合大学および研究機関であり、TUJ学生は米国本校から直接、単位・[…]

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