2024年4月24日、東京藝術大学は包括連携協定を結んでいる東京医科歯科大学で見学ツアーとトークセッション・情報交換会「第17回研究者・学生の交流の会」を開いた。2023年に結んだ両校の包括連携協定に基づく第2弾のイベントで、医療と芸術の分野融合、個性豊かな地域社会の形成に向けた研究開発の現状も報告された。
東京藝術大学によると、東京藝術大学の一行が東京医科歯科大学で先端歯科診療センターや再生医学の最新装置などを見学したあと、サイバー精神医学講座ジョイントリサーチ講座の治徳大介准教授によるアートとサイバーの融合:ゲーム行動症に対する新たなアプローチの紹介や、生体補綴歯科学分野の服部麻里子講師による歯科と音・色・形の取り組みなど、両校の研究者が最新の取り組みを報告した。
両校の学生による研究発表に続いて、両校から約150人が参加した意見交換も開かれ、医療と芸術を融合させた研究の発展を期待させる活発な論議があった。
両校は医療と芸術の分野融合でイノベーションの創出や地方創生、まちづくりを目指し、包括連携協定を結んだ。今回のイベントは2月に開いた藝大ツアーに続くもので、両校の取り組みを詳しく知ることで医療と芸術の分野融合のシーズを探ることも狙いにしている。