信州大学工学部は、2026年度より現在の5学科から、1学科10コースへ改組を構想している。複雑化する社会の中で、1つの分野の知識だけでは解決できない問題が増えており、これからの時代に柔軟に対応し、社会の課題解決や地方創生にも貢献できる「未来を創る力」を持った人材を育成するとしている。工学部の入学定員は485名で変わらない。

 10コースは、「1+9」と表現され、先鋭融合コース(1コース)と、基幹コース(9コース)に分かれている。先鋭融合コースは、組み合わせの制約なしで、メジャー・サブメジャーの2つの専門分野を同時修得し、多角的な視点を持つ人材を育成する。基幹コースは、「応用化学」「環境・エネルギー材料」「水環境・土木」「電気電子」「機械物理」「知能機械」「建築学」「情報サイエンス」「情報デザイン」の9つに分かれ、高度な専門知識を体系的に学び、最前線で活躍できるリーダーを育成する。

 2026年度入試の構想も公表されている。先鋭融合コースは、総合型と学校推薦型選抜のみで、一般選抜はない。基幹コースは、一般、総合型、学校推薦型のすべての選抜が用意されており、一般選抜の建築学コース以外は、選択したコースや試験科目により第2希望を選択することができる。

 なお、信州大学工学部の改組は、2026年度設置構想中であり、内容が変更になる場合があるとしている。

参考:【信州大学】信州大学工学部 改組特設ページ [設置構想中]

大学ジャーナルオンライン編集部

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