山形大学、茨城大学など全国の国立9大学理学部が、広域連携協定を結んだ。各校が持つ多様な資源を相互活用し、教育だけでなく、研究や社会貢献など幅広い分野で力を合わせることにしている。
山形大学によると、広域連携に加わったのは、山形大学、茨城大学のほか、愛媛大学、鹿児島大学、埼玉大学、静岡大学、信州大学、富山大学、山口大学。
国立大学協会が3月に発表した将来像で複数の国立大学が次元の高い集団として行動すべきと提言したのを受けた対応で、参加校が単に相互協力するのにとどまらず、9校を1つの国立大学システムとして機能させて個々の大学が持つ能力を最大限に発揮させる狙いがある。
協定の締結に先立ち、10月にカリキュラムや教育の連携に関する連絡協議会が開催された。これをきっかけに、9校で総勢約600人の教員を人材バンクのような形で授業を開講できなくなった参加校に派遣する仕組みの構築に入っている。
このほか、教育連携では共通のオンライン教材を使って各校の学生が自宅などで自主学習し、進捗状況や到達度を競い合う「プログラミングランクチャレンジ(仮称)」の実施を計画している。
今後はビデオ通話システムなどをフル活用し、分野横断的な共同研究、設備や人材の共同利用、地域社会や産業界と連携した実践的な活動の展開などを進める予定。
