関西大学は千里山キャンパス(大阪府吹田市山手町)の学生会館「誠之館群」を建て替えることを決めた。大阪・関西万博の大屋根リングをエントランスに一部再現するなどレガシーを継承する。2027年4月に着工し、2029年3月の完成を目指す。
関西大学によると、新しい学生会館は鉄骨11階建て延べ約2万2,000平方メートル。多様な人や活動が交わることで、新たな出会いと挑戦が生まれ、新たな価値が創出される交流拠点「アクティブ・グリーンヒル・キャンパス」をコンセプトに、すべての学生や教職員が利用できるトレーニングジム、共通講義会場、音楽やスポーツの活動室、クラブの部室などが入り、課外活動の有無を問わず、学生が集い交流できる環境を整える。
万博のレガシーを継承するエントランス部分には大屋根リングに使用された木材を利用し、万博と同じ木組みと工法で大屋根リングを一部再現する。万博の記憶を後世に語り継ぐとともに、環境負荷の軽減に貢献する循環型経済の実践を目指し、関西大学のSDGs推進を象徴する施設にする。
千里山キャンパスには誠之館の2~8号館があり、学生課外活動団体の拠点として利用されているが、このうち、2、3、5号館は老朽化と活動スペース不足が課題になっていた。
高橋智幸学長は「大阪・関西万博の理念や経験をキャンパスへ継承し、次代を担う学生の成長と新たな価値創造の場にしたい」、学校法人関西大学の芝井敬司理事長は「大屋根リングの理念は『多様でありながらひとつ』。この理念を一過性のものとせず、教育の場を通じて未来へつなげたい」とのコメントを発表した。
参考:【関西大学】◆大阪・関西万博のレガシーを未来へ継承◆ 関西大学が学生会館の建替に着手へ ~大屋根リングの一部を再現した新エントランス~(PDF)
