福島大学は2019年度、食料や農業、農村問題を実践的に学ぶ食農学類(仮称)を新設するなど、全学を再編する。食農学類で福島の食の安全、農業の復興に取り組む人材を育てるとともに、地域課題の解決にこれまで以上に力を入れるのが狙い。

 福島大学によると、全学再編では現在の人間発達文化学類、経済経営学類、行政政策学類、共生システム理工学類と夜間主コース(現代教養コース)のうち、夜間主コースを行政政策学類夜間主と改め、入学定員100人の食農学類を新設する。既存各学類、コースの定員を5~40人削減することにより、全体の定員945人は変えない。

 食農学類は農学を総合的かつ実践的に学び、地域社会が直面する食の安全や農業の復興という課題解決に挑む人材を養成するほか、福島県全体をキャンパスと考え、農産物の高付加価値化、高品質化や持続的な農林業のための環境管理を実践する。
取得が可能な資格としては、フードスペシャリスト、食の6次産業化プロデューサー、食品衛生管理者、危険物取扱者、HACCP管理者(※1)、測量士補などを想定している。

 福島県は2011年の東日本大震災とそれに伴う原発災害で大きな被害を受け、農地の汚染や食品の風評被害に苦しんでいる。福島大学は地元の国立大学として地域課題の解決に取り組んできたが、全学再編で取り組みをさらに強化したい考え。

※1 HACCP管理者 国際的に高度な衛生管理システムのHACCP専門知識を有する者を日本食品保蔵科学会が認定する資格。

参考:【福島大学】2019年4月、福島大学は全学再編をします!

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大学ジャーナルオンライン編集部

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