玉川大学工学部情報通信工学科の学生を中心としたチーム「eR@sers(イレイサーズ)」は、2026年4月25日~27日に滋賀県で開催された国内最大規模のロボット競技会「ロボカップジャパンオープン2026」に出場し「@ホーム シミュレーション オープンプラットフォームリーグ」で部門優勝した。なお、同チームは6月30日から韓国・仁川で開催中の世界大会へも出場した。
首位を獲得した「@ホーム シミュレーション オープンプラットフォームリーグ」部門は、@ホームの中でも、VR(仮想現実)環境を活用し、ロボットの自然な支援行動の性能を競うもので、eR@sersは競技システムのアップデートに見事に対応し、自然言語やジェスチャーによる人の指示を的確に理解しながらロボットがタスク(課題)を着実に遂行した点が評価された。
また実機リーグ「オープンプラットフォームリーグ」部門では、@ホーム史上初めてとなる二足歩行ヒューマノイドロボットで競技に挑んだことで注目を集め、自律搬送ロボット「Kachaka(カチャカ)」を使ったKachakaチャレンジで1位(特別賞)、独自の課題についての発表やロボットを用いた実演を行うオープンチャレンジで2位の好成績を収めた。さらに宇宙環境を想定した新設リーグである「@スペースチャレンジ」にも参加し、健闘した。
工学部情報通信工学科の西野順二准教授、脳科学研究所の稲邑晢也教授を含む@スペースの運営委員は、その功績が評価され「日本ロボット学会賞」を受賞している。
eR@sersは玉川大学の学部1年生から研究活動に打ち込む大学院生まで、総勢30名が所属。情報通信工学科を中心に学部・学科の異なる多様な学生が最先端のロボットに日常的に触れられる「ロボティクスラボ」を拠点に活動に取り組んでいる。
玉川大学はキャンパス内に脳科学研究所を持ち、人の脳や認知の研究者と、ロボットの研究者が連携できる環境にある。@ホームリーグ実行委員長を務め、日本ロボット学会副会長でもある稲邑教授は、機械やロボットなどの物理的な身体機能を自律的に制御する「フィジカルAI(人工知能)」について「現在は人とロボットが協働する』という視点が圧倒的に欠けている。対人のインタラクションに向け、今後は人の身体、さらには人の内面にまで拡張していくことが大きなチャレンジになる」と語る。
<玉川大学eR@sers(イレイサーズ)」の成績>
@ホーム シミュレーション オープンプラットフォームリーグ 優勝
@ホーム オープンプラットフォームリーグ オープンチャレンジ 2位
@ホーム オープンプラットフォームリーグ Kachakaチャレンジ 1位
