滋賀短期大学(滋賀県大津市)を運営する学校法人純美禮(すみれ)学園は理事会を開き、2028年度以降の学生募集停止を決めた。関連して、2027年度募集での幼児教育保育学科の長期履修学生制度(3年制)の受け入れを停止する。また滋賀短期大学附属幼稚園についても2027年度以降の段階的な園児募集を停止する。
滋賀短期大学は大正時代の1918年に創立された裁縫促進教授所が前身。1970年に滋賀女子短期大学として開学し、2008年に現名称に変更した。現在は幼児教育保育学科(入学定員80名)、デジタルライフビジネス学科(食健康コース・総合医療事務コース・デジタルビジネスコース、入学定員計150名)を置き、これまでに1万6,000人以上の卒業生を世に送りだしている。
しかし、10年ほど前から18歳人口の減少や若者の短大離れから志願者の減少が進み、学科改組や学生募集の強化を重ねたが定員充足には至らなかった。秋山元秀滋賀短期大学学長、純美禮学園理事長は「経営安定化に向けて努力を重ねてきたが、中長期的に安定した経営状態を維持することが困難と判断した」とホームページでコメントした。
今後のオープンキャンパスや個別学校見学は、原則として高校3年生や既卒生を対象に予定通り実施するが、2027年3月20日のオープンキャンパスは中止する。
なお、滋賀短期大学附属高等学校と滋賀短期大学附属すみれ保育園は運営を継続する。
滋賀県の短期大学は、2026年度より「滋賀文教短期大学(長浜市)」、2027年度より「びわこ学院大学短期大学部(東近江市)」が募集停止している。今回、2028年度より「滋賀短期大学(大津市)」が募集停止すると発表されたことで、2029年度以降、滋賀県には短期大学がなくなることになる。全国の都道府県で見ると、短期大学がない県はこれまで和歌山県のみだった。
