近畿大学は、2022年(令和4年)4月に開設する情報学部において、総合型選抜(AO入試)を実施する。選考は全てオンラインで行い、外部の情報系コンテスト出場経験や情報関係の資格取得を出願条件の一つとする。近畿大学で総合型選抜(AO入試)を完全オンラインで実施するのは今回が初めて。

 情報学部の総合型選抜入試(AO)は、偏差値や評定では測れない多様な可能性を秘めた学生を獲得することが目的。情報学部での勉学を強く希望し、情報分野における秀でた能力を有する者、もしくは高度なプログラミング経験を有する者で、高度にデジタル化された未来とその実現への課題に興味を持ち、課題解決のための提案に意欲を有する者を対象としている。

 選考過程で優秀なプログラミング能力があると認定された者で、入試成績が上位の者には、授業料全額免除や入学金免除の特待生制度を適用する。試験は完全オンラインで実施。出願時に提出する自己PR動画で一次選考と行い、その他の書類を総合的に判断し、二次選考では「プレゼンテーション」「口頭試問」を実施する。募集人数は15名以内。

 特に、「日本の天才的なクリエータ」を発掘し育てるため、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が国家事業の一つとして実施する「未踏IT人材発掘・育成事業」及び一般社団法人未踏が実施する「未踏ジュニア」採択者は、オンラインでのプレゼンテーションや口頭試問などを免除し、就学意欲等を確認する面接のみを課す。さらに審査の上、授業料全額免除の特待生制度を適用する。

※詳しくは近畿大学「情報学部 総合型選抜(AO入試)募集要項2022」を要確認。

参考:【近畿大学】情報学部の総合型選抜(AO入試)を完全オンラインで実施 「未踏IT人材発掘・育成事業」「未踏ジュニア」採択者の選考を一部免除

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