神奈川大学は、2023年4月に「化学生命学部」「情報学部」の新設と、既存の理学部、工学部への学科設置を予定しており、理工系学部は、理学部、工学部、建築学部(2022年4月開設)、化学生命学部(2023年4月開設予定・設置構想中)、情報学部(2023年4月開設予定・設置構想中)の5学部体制となる。
理工系学部の再編計画は、神奈川大学の「中期計画(2020-2024)※」における最重点目標、新たな時代の知の拠点にふさわしい「社会の変化を見据えた教育組織の構築」に対応したもので、Society5.0の実現や気候変動への対応、地球規模の課題解決、地方創生やスマートシティの実現などの地域社会の課題解決に対して、世界的な視野から論理的、科学的に思考できる理工系人材養成を目的としている。
2023年4月に理学部が横浜キャンパスに移転することを契機に、歴史と先進性の両方を備えたエリア「横浜」の全国型総合大学にある理工系教育組織のメリットを生かし、世界的な課題であるSDGsの実現等に繋がるものとするため、新たな学部として「化学生命学部」及び「情報学部」を設置。さらに、理学部の1学科制への移行(「理学科」の設置)、工学部に「応用物理学科」の新設も構想している。
学部構成は、理工系の教育・研究の更なる充実を目指し、基盤となる専門知識が近い分野毎に区分。数学・物理・化学・生物・地学・自然界のあらゆる“なぜ”を解き明かす「理学部」、モノ・システム・サービスづくりで生活・地球環境に貢献する「工学部」、建物だけではないあらゆる視点から、人々の暮らしをより豊かで、楽しく、快適にデザインする「建築学部(2022年4月開設)」、化学と生物学を応用し、環境や人にやさしいモノをつくる「化学生命学部(2023年4月開設予定・設置構想中)」、情報社会のしくみを構築し、未来をつくる「情報学部(2023年4月開設予定・設置構想中)」、以上5つの学部に再編成する。
また、2022年3月中旬に「春のオープンキャンパス」を来校型とオンライン型で開催。新しくなる理工系学部の研究室見学ツアーなどさまざまなイベントを予定している。詳細はホームページで確認できる。
※神奈川大学中期計画(2020-2024)は、教学マネジメントの確立、国際化とダイバーシティの推進、SDGsへの取り組みを基軸として、教育組織の改革と教育研究環境の向上を図る。最重点項目には、新たな時代の知の拠点にふさわしい「社会の変化を見据えた教育組織の構築」「時代の変化に対応する教育研究環境の向上」を掲げる。2020年4月の「国際日本学部」、2021年4月の「みなとみらいキャンパス」、2022年4月の「建築学部」開設に続き、2023年4月の理学部の横浜キャンパス移転を契機とした理工系教育組織の再編として、新たな学部・学科の設置を構想している。
参考:【神奈川大学】2023年4月、神奈川大学の理工系学部が3学部から5学部へ!新たに「化学生命学部」と「情報学部」を開設予定(設置構想中)