医療現場の課題解決に貢献できる人材を育成する大学に対し、文部科学省が財政支援する課題解決型高度医療人材養成プログラムで、精神関連、医療チームによる災害支援の2領域が追加されることになり、文科省が支援対象の公募を始めた。

 文科省によると、公募対象は国公私立大学で、追加された2テーマの趣旨に沿った教育プログラムやコースを新設することが条件。必須の養成対象は医師、歯科医師、薬剤師、看護師だが、各テーマの必要に応じて理学療法士、作業療法士、精神保健福祉士、公認心理士、栄養士らの養成を可能にすることが求められる。

 全学部、短期大学、高等専門学校の全学科で70%の定員充足率を連続して満たしていない学校、私立大学等経常費補助金を前年度に不交付または弦楽七を受けた学校は申請できない。

 選定数は精神関連が4件程度、医療チームによる災害支援が3件程度。2領域とも補助期間は最大5年を予定している。補助基準額は精神関連が2,500万円、医療チームによる災害支援が5,000万円。上限額は精神関連が5,000万円、医療チームによる災害支援が1億円。

 申請は6月7日必着で、審査は文科省が設置する課題解決型高度医療人材養成推進委員会で行い、その推薦結果に基づいて文科省が決定する。7月中旬に委員会による面接審査があり、8月上旬ごろに審査結果が通知される。

参考:【文部科学省】課題解決型高度医療人材養成プログラム(平成30年4月)

大学ジャーナルオンライン編集部

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