九州大学は、株式会社QTnetとFuture株式会社とともに九州大学伊都キャンパスで実施する電動3輪モビリティシェアリングの実証実験に参画。地域住民の移動の利便性向上と地域活性化の支援を目指す。

 2023年4月3日より開始した実証実験は、大学の単一キャンパスとして国内最大級の広さを誇る九州大学伊都キャンパス、および福岡市産学連携交流センターにモビリティシェアアプリ「GOGO!シェア」と連動した電動3輪バイク「GOGO!R」50台のポート(車両貸出・返却場所)を設置して行う。

 九州⼤学の学生・教職員だけでなく福岡市産学連携交流センターの利⽤者や市民も無料で利用でき、大学構内での移動や通学、買い物などに24時間利用可能。利用する際は、「GOGO!シェア」アプリに登録後、車体のQRコードを読み取ると、開錠や施錠などの操作ができる。航続距離50km、最高速度45km/h。普通自動車第一種運転免許証が必要となる。

 今回の実証実験は、産学官連携の取り組みとして九州大学、QTnet、九州大学の学生団体モビラボ※、福岡市産学連携交流センターが連携して行う。今後は、九大学研都市駅周辺や糸島市の観光地等へポート(駐車エリア)設置場所を拡大し、将来的には、電動3輪モビリティの電源に再生可能エネルギーを利用するなどカーボンニュートラル社会の実現も視野に入れている。

※九州大学を拠点にモビリティ領域における実証運用、サービス開発やイベント企画に取り組む、日本初・唯一の”モビリティ系”学生団体。

参考:【PR TIMES】大学初の電動3輪バイクシェアリング「GOGO!シェア」を九州大学にて開始 

大学ジャーナルオンライン編集部

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