慶應義塾大学と株式会社かんぽ生命保険は、高齢化の急速な進展に伴い、社会的孤立や認知機能低下などの課題が顕在化しつつある「おひとりさま高齢者」を含む高齢者層への包括的な支援体制を構築するため、協働に関する契約を締結した。
生命保険業界では、高齢者の単身世帯の増加により、保険契約における意思確認や資産の保全・承継、代理人制度の整備、金融リテラシー低下への対応など、様々な課題への対応が一層求められている。こうした社会背景を踏まえ、慶應義塾とかんぽ生命はお互いの知見や理念に基づいた協働を開始した。
本協働では、慶應義塾大学が有する最先端の知見と、かんぽ生命の顧客サポート体制を組み合わせ「おひとりさま高齢者」を含む全顧客が保険サービスの価値を実感できるよう、必要な施策を共同で展開する。さらに、一人ひとりに寄り添う姿勢を大切にしつつ、社会課題の解決と生命保険事業を通じた持続可能な社会の実現に取り組む。
本協働は、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)内にJ-PEAKS(地域中核・特色ある研究大学強化促進事業) の取り組みのひとつとして設置された、課題ワンストップ受入解決ユニットを中心に協働を進める。
課題ワンストップ受入解決ユニットは、専任のURA(University Research Administrator)を窓口とし、企業が抱える社会課題や経営課題をワンストップで受け入れ、複数分野の研究者による学際的なアプローチで解決にあたる。今回の協働では、金融ジェロントロジー(高齢期における経済的意思決定や資産管理に関する研究)を専門とする経済学部の駒村康平教授をはじめ、保険学、法学、社会学などの専門家がチームを組み、課題解決にあたる。
※URA:University Research Administrator(ユニバーシティ リサーチ アドミニストレーター)は、研究資源の獲得支援、研究活動の企画・マネジメント、研究成果の社会実装促進などを担う専門人材のこと。研究者の活動を側面から支え、研究力の向上や研究活動の活性化、研究開発の戦略的マネジメントなどを推進する役割を持つ。
参考:【慶應義塾大学】慶應義塾大学と株式会社かんぽ生命保険が“おひとりさま高齢者”を包括的に支援するサポート体制作りを目的とした協働を開始
