2023年11月13日、日本工業大学では、”DOVETAILED MASSIVE WOOD BOARD ELEMENTS FOR MULTI-STORY BUILDINGS”と題して、フィンランドのタンペレ大学による蟻組み厚板木材と高層木造ビルに関するオンラインプレゼンテーションが行われた。

 今回のセミナーは、建築学科の那須教授のもとにタンペレ大学から耐震実験の手法に関する問合せがあり、それを支援したことがきっかけ。タンペレ大学のアミール・イルギン博士(建築学部のマリー・キュリー研究員)より、同プロジェクトを紹介する提案があったという。

 当初は那須研究室所属のゼミ生(大学院生と学部4年生)に向けて企画されたが、2年生、3年生の建築コース学生の希望者も参加した。さらに、オンライン経由で他大学の木質構造分野の先生やそのゼミ生、日本建築学会の木質構造分野の委員をしている研究者や技術者も加わり、ハイブリッドでの開催となった。

 セミナー当日は、日本工業大学の木質構造の研究分野が国際的な繋がりの中で学術的に貢献している一端を垣間見ることができた。参加した学生達からは、木質構造に関する更なる興味や、英語勉強への強いモチベーションアップに繋がったといった声が聞かれた。

参考:【日本工業大学】フィンランドのタンペレ大学との木質構造セミナー

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