インダストリアルオートメーションの現場で必要とされる機械部品や、工具・消耗品などの販売をグローバルに手掛ける株式会社ミスミグループ本社は、ものづくりを通した社会課題解決に挑戦する学生を支援し、次世代ものづくり人材を育成するため「ミスミ学生ものづくり支援」を行っている。2023年度は、10万円相当の商品を提供する「特別支援団体」を10団体、5万円相当の商品を提供する「通常支援団体」を100団体、合計110団体を選出。2024年1月10日(水)より部品提供を開始した。

 「ミスミ学生ものづくり支援」は、“工学系ものづくり”に挑戦する学生団体を対象に毎年公募を行い、選考を通過した団体にミスミの商品を無償で提供するプログラム。3,000万点を超える商品点数、受注製作品のサイズ違いを含めると「800垓(1兆の800億倍)」を超えるミスミの商品バリエーションの中から希望の商品を選定できるだけでなく、機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが即時に価格と納期を回答する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」にて設計者が個別に設計する「特注対応品」を手配することもできる。

 「特別支援団体」は、定数を大幅に超える応募の中から、社会貢献性の高い製作活動やグローバル大会での活動目標ならびに明確な目標に向け活動意欲の高い団体、ものづくりを通して社会課題解決を目指す団体、設立後間もないながらも明確な意志を持って社会貢献に努めている団体等を評価し、ミスミから依頼する取材等に対応可能な10団体を選定。

 「通常支援団体」は、ロボットやロケット等の大会に挑戦するだけではなく、地域の子ども向けものづくり教室の開催などにも注力している団体や技術を活用し、地域活性化や社会課題解決に取り組む団体などを「ものづくりの未来に貢献する団体」として評価し、100団体選定した。

 ミスミグループ本社は、今後も本プログラムを通して工学系ものづくり大会への参加やものづくりを通した社会課題解決に挑戦する学生を支援し、ものづくりに対する熱い情熱を応援し、次世代ものづくり人材の育成に貢献する。

参考:【株式会社ミスミグループ本社】学生ものづくり支援

大学ジャーナルオンライン編集部

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