東京工業大学、お茶の水女子大学、奈良女子大学の国立大学3校は、日本の未来を担う理系女子の発掘、育成を目指すプログラム「みらいの扉キャンプ」と「みらいの扉ビジット」を開催する。みらいの扉キャンプは9月に参加者を選抜し、12月に開催、みらいの扉ビジットは10月以降に実施に関する情報を発表する。
「みらいの扉キャンプ」は全国から卓越した才能を持つ女子高校生1、2年生50人を選抜し、2024年12月25日から3日間の合同合宿を開く。会場は東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センター。ものづくり実習や社会課題の解決コンテスト、物理化学実験、先端理工学、理系女子のキャリアパスに関するプログラムが予定されている。3大学の近隣だけでなく全国各地から優秀な人材を発掘するため、参加女子生徒の会場での宿泊・食事代は無料で、参加交通費実費を最大50,000円補助する。9月17日(火)までに学校長経由で申し込む必要がある。
「みらいの扉ビジット」は女子高校生ら全希望者を対象に、各大学の研究室見学など将来につながる機会を提供する。オンラインツールを使い、女子高校生とその関係者に対して理工系選択を促す啓発活動も展開する。現在、2024年は11月16日(日)に 東京科学大学「一日東京科学大生」イベントが、2025年は3月下旬に奈良女子大学「女性エンジニア育成プログラム」、4月中旬にお茶の水女子大学「リケジョ・未来シンポジウム」が予定されている。
これらのプログラムは一般財団法人三菱みらい育成財団の助成を受けて実施され、3年間の助成期間終了後も産業界による協力で運営を続けていく方針。一貫性と継続性を持って、女性の理工系選択のための活動を進めていくとしている。