京都産業大学では、2026年4月に新学部「アントレプレナーシップ学環(仮称 設置構想中)」の開設を予定している。入学定員は30名。文系・理系10学部、約15,000名もの学生を一つの広大なキャンパスに集約する「一拠点総合大学」である特色を活かし、経営学部、法学部、現代社会学部が連係・連環して、京都産業大学ならではの教育を実現する。

 「アントレプレナーシップ学環(仮称 設置構想中)」の教育コンセプトは、学環生と大学が共有する4つの姿勢「Resilience(突破力、最後までやり遂げよう)」「Enhancing(世界観を拡大し、他者に世界観を伝えよう)」「Ambition(展望・ビジョン、大きな志を持とう)」「Leadership(リーダーシップ、当事者として進めよう)」の頭文字をとって「REAL」。

 未来(ビジネス)を「REAL」にできる人として、自らのアイデアを実現するための知識、スキル、自己変革力を有し、広く社会や先端の技術に目を向け、多様な人々の共感と協力を得ながら、社会の発展に向けて新しい事業の創出や革新へ、起業家精神(アントレプレナーシップ)をもって果敢に行動していくことのできる人材を育成することを掲げる。

 「アントレプレナーシップ学環(仮称 設置構想中)」では、多様な共通教育科目で幅広い教養を修得し、文部科学省にも認定されているデータサイエンス科目で未来社会に必要な素養を磨き、優れたキャリア教育でキャリア観を養う。専門教育科目では、基盤科目と展開科目を通じて先端の技術やグローバルビジネスにも触れ、各自の構想に必要な経営学・法学・社会学の知識を拡大しながらビジネス創造・革新のための精神や専門知識を修得していく。

 また、1年次からの「演習」で実績のある教員から少人数で指導を受け、仲間と一緒に段階的にビジネスを形にして自走していくための自己開拓(セルフ・カルチベーション)を重視する。また、実際に起業やコンテストへの出場などに挑戦し、成功/失敗を分析して自身をアップデートしつづける姿勢も獲得する。

 このほか、先輩起業家を招き、資金調達のポイント、ビジネスの失敗とその克服など、リアルな体験談を通じて起業家に通じる思考や行動様式に触れ、起業マインドを高める「スタートアップ・ワークショップ」や、海外に赴き、グローバルビジネスの現場にも触れる機会として、韓国・オーストラリアの機関との協定に基づくフィールドスタディ科目なども設ける予定。

※現時点での構想であり、内容は変更になる場合がある

参考:【京都産業大学】“新学部”「アントレプレナーシップ学環」の開設を構想

京都産業大学

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