京都文教大学(京都府宇治市)は、宇治市と連名で2025年度近畿運輸局バリアフリー化推進功労者表彰の奨励賞を受賞した。大学の授業の一環として行政が取り組むバリアフリー化を学ぶと同時に、当事者の話や疑似体験を通じて学生の気づきを促し、学生が市民啓発を進めていることが高く評価された。

 宇治市は2023年度からハード整備だけでなく心のバリアフリーを促進するため、やがて社会に巣立っていく大学生に対して啓発するとともに、広く市民に啓発活動をするための取り組みを京都文教大学と連携して進めている。

 京都文教大学は2014年より「ともいき(共生)フェスティバル(通称:ともフェス)」を主催し、地域住民へ大学を開放して子ども、高齢者、障害者や留学生等、様々な人々が集い、楽しみながら交流する場を創出してきた。この取り組みも、単なる宇治市の出前授業にとどめず、大学の授業に取り入れて学生がバリアフリーに関する行政の取り組みを学んでいる。さらに、障害者らの生の声を聴き、杖を手に目隠しして歩道を実際に歩くなど疑似体験したうえで、「ともフェス」の場でその体験を市民に伝えて啓発するなど、広がりを持つ取り組みにしている。

 2025年度以降は京都文教大学の提案でプロジェクト科目として後期に計15回の授業を宇治市と連携して進めることが決まっている。近畿運輸局は「地方自治体と大学が連携し、障害当事者の授業への参加を取り入れている点など評価すべき内容」としている。

参考:
【京都文教大学】令和7年度近畿運輸局バリアフリー化推進者表彰(奨励賞)を受賞しました
【国土交通省近畿運輸局】令和7年度近畿運輸局バリアフリー化推進功労者表彰(PDF)

京都文教大学

社会や地域と深く関わりながら、”ともいき”を実践的に学び、成⻑し、社会を⽀える⼒を⾝につける

京都府の南部、宇治市に位置する京都⽂教⼤学は、2026年に開学30周年を迎えました。「ともいき(共⽣)」の理念の元、地域社会との協働を重視した実践的な学びを提供しています。総合社会学部、臨床⼼理学部、こども教育学部の3学部13コースでは、社会課題に主体的に向き[…]

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