敬愛大学教育学部(千葉県千葉市)は小学校教員志望の学生が理科実験を学び直すため、毎週金曜日に理科室の開放を始めた。教育実習前に理科実験の予習ができるうえ、理科実験指導の苦手意識を得意に変える狙いもある。
この学び直しプログラムは「理科実験リトライLabo(ラボ)」。顕微鏡や電気回路の装置などの機器や実験機材を「どれでも、誰でも、いつでも、何度でも」自由に扱うことができる。理科室には東京都で長年、理科の教員を務めた新田正博特別招聘講師が待機し、実験器具や薬品の取り扱いなど幅広いアドバイスを送る。
最近は教育学部1、2年生3人が電流に関する実験をした。電気回路は理論上、問題がなくても電池の電圧低下や接触不良などから思い通りにつながらないことがある。理科実験でしばしば起きる問題で、3人は「苦手な理科を克服するために来た」と話しながら、電気回路づくりに悪戦苦闘していた。
新田講師は「2、3人のグループで取り組むのが理科の学びを深める意味で望ましい。互いに協力しながら、子供同士の言葉で教え合う環境を用意することが、理科の学びだけでなく社会を生き抜く力を身につけさせる教育になる」と電気回路づくりをする学生たちを見守っていた。
