文部科学省が公表した令和7年度学校基本調査(確定値)において、2025年度の大学進学率は58.64%に達し、前年度の58.58%から微増、過去最高を更新し10年連続増となった。また、大学進学者数とは別集計となる通信制大学(正規の課程のみ)の2025年度入学者数は過去最高を記録し、うち現役高校卒での入学者は1.4倍と大きな伸びとなった。
文部科学省の発表によると、2025年度入試対象の18歳人口は107万3,287人から110万851人と2万7,564人の増加となった。これまで人口減少が続いていたが、2025年度入試対象の18歳人口は一時的に増加となっている。この18歳人口に対して、2025年4月の大学入学者は62万8,766人から64万5,513人へ1万6,747人増加しており、大学進学率は58.64%と過去最高となる。増加した1万6,747人を校種別に見ると、国立大学は538人増、公立大学は324人増で、私立大学の進学者数は1万5,885人増と大きく伸びている。
出身高校の所在地別の入学者数の中の「出身高校の所在地その他」に分類される外国の学校卒業者等は2万1,410人から2万2,206人と796人増えている。外国の学校卒の大学入学者は1万8,324人から1万9,202人と878人増えており、昨年に引き続き過去最高となった。また、ZEN大学の開学で注目される通信制大学(正規の課程のみ)の2025年4月入学者は、1万9,057人から2万4,149人と5,092人増えている。このうち、高校新卒での入学者は、5,070人から7,220人と2,150人増加し約1.4倍となっている。
なお、近年急増している通信制高校は、2024年度(2024年4月〜2025年3月)中の卒業者数が8万4,450人から9万1,809人と7,359人増加した。大学進学者数も1万7,917人から2万445人と2,528人増えた結果、現役大学進学率は21.22%から22.27%に上昇し過去最高を更新した。全日制・定時制高等学校の現役大学進学率も58.30%から59.49%に伸び、過去最高となったが、中等教育学校後期課程は82.67%から81.67%、特別支援学校高等部は0.85%から0.77%と減少しており、すべて校種で現役大学進学率が上昇しているわけではない。
編集部注
・令和7年度(2025年度)学校基本調査より、「大学進学率=大学(学部)への進学率」の算定式が変更になっています。大学進学率=「大学(学部)入学者(過年度高卒者等を含む) /18歳人口」で計算されますが、この式のうち「18歳人口」の定義が、従来の「3年前の中学校・義務教育学校卒業者及び中等教育学校前期課程修了者」から「3年前の中学校・義務教育学校・特別支援学校(中学部)卒業者及び中等教育学校前期課程修了者」となっています。
・令和7年度(2025年度)の大学進学率は58.63%ではなく58.64%でした。(2026年1月11日訂正済)