明治大学は、理工学部の小野弓絵教授が代表取締役を務める明治大学発ベンチャーの「フラクセラ・メディカル」と同社の新株予約権を対価として明治大学の知的財産権を譲渡する契約を結んだ。学術研究の成果を社会貢献に活用する大学発ベンチャー育成を目的としている。

 明治大学によると、フラクセラ・メディカルは、理工学部で電気工学や情報工学、脳神経科学など幅広い分野を横断する研究をしてきた小野教授が2025年に設立した。資本金は380万円。医療機器や研究用機器の製造販売を行い、光工学技術を使った組織血流や酸素消費を可視化して質の高い医療提供に貢献するとしている。

 小野教授は生体医工学、リハビリテーション科学、脳基盤科学が専門。皮膚や骨を透過して体内の赤血球によって特異的に散乱する特性を持つ近赤外光に着目、これまで可視化が困難だった組織深部の血流を連続的に計測できる技術の研究を進めてきた。この技術を実用化すれば、糖尿病による血管障害の検出や運動生理学、徒手療法の効果判定など幅広い応用が可能になるという。

 小野教授は「フラクセラ・メディカルは明治大学の知的財産を基盤に研究成果を社会実装して手遅れにしない医療実現を目指す一歩を踏み出した。今後、幅広い分野の研究者や企業と連携していきたい」とのコメントを発表した。

参考:【明治大学】理工学部小野弓絵教授の大学発ベンチャーと明治大学が新株予約権を対価とする知的財産権の譲渡契約を締結

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