福井大学は宇宙技術と福井のものづくり産業を融合し、福井発の宇宙開発を次のステップに進める新拠点「ふくい宙(そら)クロスイノベーション推進拠点」を開設した。福井県内外の6機関と連携し、衛星設計や耐宇宙環境材料の開発など地域と宇宙の技術開発循環を実現させる。

 福井大学によると、事業は内閣府の戦略的大学改革・イノベーション創出環境強化事業に採択され、ふくいオープンイノベーション推進機構、福井県工業技術センター、福井県立大学、産業技術総合研究所北陸デジタルものづくりセンター、若狭湾エネルギー研究センター、東京大学と連携して進める。事業期間は2025年度から3年間を予定している。

 具体的な事業内容は、
・宇宙関連技術を起点に地域の産業界や地方自治体と連携したイノベーションの創出
・地域の産学官金連携で研究成果を直ちに事業化した地域の課題解決と新産業創出
・衛星設計や技術評価、耐宇宙環境材料の開発、閉鎖された空間での繊維資源循環技術開発、宇宙環境が生体に及ぼす影響の解析
-など。このため、クロスイノベーション推進拠点に加え、大学発共同事業体の新設や「ふくい宙テクノロジー研究センター」の開設を進める。

 福井大学はこれまで、福井県民衛星プロジェクトに主体的に参画するなど、人工衛星の製造や利活用に関する技術開発、人材育成に取り組んできた。今後、この技術や育てた人材を生かし、社会課題に対応できる新規事業を創出、地域経済の持続的発展に力を注ぐ。

参考:【福井大学】福井大学、宇宙技術と地域産業をつなぐ新拠点を始動(PDF)

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