内閣府「第8回日本オープンイノベーション大賞」の発表が行われ、京都大学学際融合教育研究推進センターの「100人論文(通称)」が「日本学術会議会長賞」を受賞した。
日本オープンイノベーション大賞は、我が国の未来を担うイノベーション創出の加速を目指し、産学連携、大企業とベンチャー企業との連携、自治体と企業との連携など、組織の壁を越えて新しい取組に挑戦する「オープンイノベーション」の模範的なプロジェクトを政府が表彰している。
「日本学術会議会長賞」を受賞した京都大学発「100人論文」は、分野の判別ができないようポスターのデザインを統一し画像1枚と文章のみとする“分野不問”で“無記名制”の100件からなる研究ポスター発表大会。専門分野、職位、所属組織名などが先入観につながり、本音の対話の阻害や、対話機会の損失に繋がる側面があることから導入した形式で、本音でオープンな対話を促す仕掛けづくりで思いもよらなかった知見や人と出会い、真にイノベイティブな研究を創発する。研究者だけでなく企業や高校生なども来場し、終了後お互いがコンタクトできる仕組みを導入する。
過去6回の成果として、コンタクト数80件以上、科研費共同申請9件、京都市とのプロジェクト実施1件等がある他、2016年に京都大学で実施以来、学術対話のモデルとして他大学や研究機関30組織以上で実施され、現在も増加している。
審査員からは、研究者の先入観を徹底的に排除し、学術界の課題である「本質的な対話」を促す独創的な企画デザインであること、「知の交換プラットフォーム」に将来成長していく可能性のあることが評価された。
第8回日本オープンイノベーション大賞では内閣総理大臣賞を受賞した「もう一度、話す喜びを!」ニッチだがアンメットニーズに対峙した臨床家のオープンイノベーションの挑戦(東京科学大学ほか)など計15のプロジェクトが受賞している。
参考:【京都大学】学際融合教育研究推進センターの取り組みが第8回日本オープンイノベーション大賞 日本学術会議会長賞を受賞しました。(PDF)
