大阪公立大学は、国内外から優秀な人材を集め、グローバルに活躍できる人材を育成するため、2029年度より「秋入学(学士課程)」の設置を構想している。同大学の本格的な国際化戦略の切り札として、京阪神の他の有力大学に先駆けて展開する。出口戦略として、早期卒業(3年半)、秋卒業(4年)、海外留学後の卒業(4年半)など、本人の希望に応じた柔軟な卒業時期を設定する予定であり、これまでの学士課程とは異なる形態となりそうだ。
「秋入学(学士課程)」は、通常の学部に相当する「College of Creative Studies(仮称)」の名称を予定している。授業は原則英語で実施し、分野横断型の新たな教育研究組織(学部等連係課程)として、入学定員は50名(留学生25名、日本人学生25名)とする。入試戦略の一つとして「飛び入学」を含む多様な入試制度を積極的に活用し、多彩な人材を確保する。また、大阪の企業・経済界との共創や府内高校との連携・高大接続を一層強化し、「大阪の公立大学ならでは」の取り組みとする。入試概要の公表は2027年9月を予定している。
2029年9月から学生を受け入れる「College of Creative Studies(仮称)」の主なキャンパスは、1.5期開発となる森之宮キャンパスを予定している。この1.5期開発では、「秋入学」による国際戦略機能をはじめ、情報学を核とするAI研究・教育の集約による高次都市機能、産学官民の共創やスタートアップ創出による新産業創出機能、社会人のリスキリングを含む多様な人材育成機能などを戦略的に集積させる。全体の完成時期は2031年春を予定している。
