大阪大学が2017年度入試から導入する「世界適塾入試」の出願受付が始まった。AO、推薦入試で学力だけでなく、多様な能力を評価して世界に通用する人材を集めるのが狙いで、1年早く導入した東京大学や京都大学を追いかけ、逸材の獲得競争に参入する。

 大阪大学によると、世界適塾入試は全11学部で実施し、定員3,238人の8%に当たる270人を募る。自由研究の実績や語学力の成績を事前に提出させたうえ、大学入試センター試験と、小論文、面接による2次選考をする。合格発表は一般入試より1カ月早い2月8日になる。

 世界に通用する逸材高校生の獲得については、東京大学、京都大学という受験の最難関校が2016年度入試から導入した。東京大学は推薦入試として定員の3%に当たる100人程度、京都大学は特色入試として定員の5%に当たる145人を募集している。

大阪大学はこれらライバル2校との逸材争奪戦に参入し、受験生獲得競争を勝ち抜くことを目指している。受け入れ枠もあえてライバル2校より広く設定した。

 各学部別の定員は文学部人文学科30人、人間科学部人間科学科15人、法学部法学科17人、同国際公共政策学科8人、経済学部経済・経営学科7人、理学部数学科5人、医学部医学科若干名、工学部応用自然科学科7人など。

参考:【大阪大学】世界適塾入試

大学ジャーナルオンライン編集部

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