2016年度大学入試センター試験の志願者数(確定)が56万3,765人と、対2015年度比4,633人増となったことが、大学入試センターのまとめで分かりました。2016年春に卒業見込みの高校生のうち、センター試験を受験した者の割合を示す現役志願率は43.4%と過去最高を記録しています。
大学入試センターによると、志願者の内訳は高校等卒業見込みの現役生が46万2,332人、既卒者が9万6,454人、その他の高卒認定者などが4,979人。2015年度に比べ、現役生は6,940人増えたものの、既卒者は2,274人、その他は33人減りました。男女別では、男子が31万4,285人、女子が24万9,480人となっています。男子は2015年度を434人、女子は4,199人上回り、女子の伸びが目立ちました。
最近の5年間に高校を卒業した生徒の数は105万人から109万人とほぼ横ばいで推移していますが、現役志願率は毎年、増加しています。センター試験に参加する大学の増加が、影響しているとみられています。
センター試験に参加する大学、短期大学の数は、850校に達し、過去最高を記録しました。内訳は国立大82校、公立大84校、私立大527校、公立短大15校、私立短大142校。短大数は2015年度より3校少なくなりましたが、大学数は4校増えて過去最高となっています。
センター試験の実施日は2016年1月16日(土)と17日(日)。16日は地理歴史公民と国語、外国語、17日は理科と数学が予定されています。追試験は23日(土)と24日(日)。検定料は2教科以下が1万2,000円、3教科以上が1万8,000円となっています。