四国4県に本部を置く4年制大学で最後の女子大学となる松山東雲女子大学(愛媛県松山市)が、2028年度から名称を松山東雲大学(仮称)に改め、男女共学化する。同時に人文科学部心理子ども学科に小学校教諭一種免許状教職課程の開設を文部科学省に申請する方針。
松山東雲女子大学によると、同校の前身は明治時代の1886年、松山第一基督教会の牧師によって設立された松山女学校。その後、1964年に松山東雲女子短期大学、1992年に松山東雲女子大学を開設した。開設している学部は人文科学部だけ。しかし、若者の女子大離れから定員割れが続き、学科廃止や定員削減などを繰り返してきた。5月現在で学生数が収容定員の6割強にとどまる学科もある。
愛媛県は小学校の教職課程を置く大学が限られ、小学校の教員不足が深刻化している。そこで大学側はこれまで県外の大学で学んでいた小学校教員志望の男子学生の受け皿にすることを念頭に置き、共学化することにした。
四国には、徳島女子大学(現 徳島文理大学、1973年4月より共学化、徳島市・高松市)、四国女子大学(現 四国大学、1992年4月より共学化、徳島市)、聖カタリナ女子大学(現 聖カタリナ大学、2004年4月より共学化、松山市)などの女子大学があったが、いずれも共学化している。
<共学化が決まっている大学>
●2026年4月~
女子栄養大学(埼玉県) → 日本栄養大学
岡崎女子大学(愛知県) → 岡崎大学
京都光華女子大学(京都府) → 京都光華大学
●2027年4月~
仙台白百合女子大学(宮城県) → 未発表
武庫川女子大学(兵庫県) → 武庫川大学
広島女学院大学(広島県) → YIC学院大学
●2028年4月~
松山東雲女子大学(愛媛県) → 松山東雲大学
●2029年4月~
鎌倉女子大学(神奈川県) → 鎌倉大学
