テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)のアート学科の学生たちは、2026年春学期、学外プロジェクトとして東京・日本橋のホテル「BnA_WALL – Art Hotel」で壁画(ミューラル)制作に取り組んだ。また授業初日からミューラル完成のお披露目までの過程を記録した映像ドキュメンタリー作品も制作した。

 「BnA Hotel」は、東京と京都に展開するアートホテルブランドで、各客室は、それぞれ異なる日本人アーティストによってデザインされている。学生たちは、東京を拠点に活動するキュレーター兼クリエイティブディレクターであり、TUJの特任教授でもあるダニエル・ハリス・ローゼン氏のもとで、ホテルのパブリックスペースにその場所ならではの個性を反映した壁画を完成させた。また「BnA Hotel」との共同制作というアプローチを通じて、壁画の概念的・歴史的・技術的な側面についての理解を深めた。

 アート学科では、教室での学びを実社会へとつなげる実践的な教育の一環として、アートとビジネスを融合した学習機会を展開している。このプロジェクトは、学生たちの創造性と努力を示すものとなり、アートによってパブリックスペースを魅力的な場へと変える力を示した。

 ローゼン氏は「(自身が通っていたアートスクールでは)作品の作り方は学びましたが、アイデアのプレゼンテーション方法、クライアントとの協働、フィードバックへの対応、プロのアーティストとして活動していくための実践的な知識は、教わりませんでした。このコースは、そのギャップを埋めるために設計されました。パブリックスペースでの制作には、まったく異なる課題があります。実際の場所、実際の観客、そして実際のクライアントのために作品を生み出すとはどういうことかを、学生たちに体験してほしかったのです」と話した。

 2026年4月22日に開催されたお披露目イベントには、TUJのマシュー・ウィルソン学長をはじめ教職員と学生が参加。参加者にとって充実したネットワーキングの機会となり、地域で活動するアーティストとのつながりを広げる場にもなった。

 TUJは、1月の授業初日から4月22日の壁画お披露目イベントまで、ローゼン氏や学生たち、プロジェクトを支えた関係者、ホテルスタッフがどのように協力しながら壁画制作を進めていったのかを記録したビデオドキュメンタリーを制作した。教室での講義やディスカッション、ホテルでの壁画制作の様子からお披露目イベントまでのプロジェクトの全体像が、約10分間の映像作品に収められている。

参考:【テンプル大学】TUJアート学科、ホテル壁画プロジェクトを通じた実践的な学びをドキュメンタリーで紹介
YouTube:【Temple University, Japan Campus】American University Art Students Leave Their Mark on a Tokyo Hotel

テンプル大学ジャパンキャンパス

日本で最も歴史の長い外国大学日本校

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、1982年東京に開校。日本の外国大学のなかで最も古く、最大規模の学生数およびプログラム数を有する。 日本で入学、卒業ができる唯一のアメリカの州立総合大学および研究機関であり、TUJ学生は米国本校から直接、単位・[…]

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