学生の「夢の実現に向かう自立力」を伸ばして得た全国上位の教員採用者数

文教大学の教員採用者数は、2018年まで、中学校教員は6年連続、小学校教員は12年連続で私立大学全国1位という実績を得ています。

 しかし、私たちは数字を求めたわけではありません。長年に渡って学生たちが「先生になりたい」と志し、それを教職員がしっかりと支援してきたことで、独特の校風や学生気質が創出された結果、この数字として表れたものだと思っています。

 元々、本学に入学を希望する学生は、他大学に較べても「先生になりたい」という決意が強く、意気込みが大きく違います。大学入学時から学習の動機が明確で、目標が同じ仲間が多いことから、学生は、日頃から切磋琢磨を行い、同じ目標の実現に向かって協力する傾向が強いです。また先輩たちの背中を見て、「2年生になったらこんな体験をしよう」「3年生になったらこれを勉強しよう」と動く自立性もあります。こういった風土により、学生は「先生になりたい」という目標を「『良い』先生になりたい」と高じていきます。結果、教育は優れた知識となり、体験は生きた経験になり、翻っては教員採用者数の高さへと結びつくのだと思います。

 大学は学生が自発的に準備し、勉強していく場です。私たち教職員もその支援の努力を惜しみません。新しい教育学部から、子どもの学びをつなぎ、子どもと社会の未来を拓くことのできる先生をたくさん育てていけたらと考えています。

 

 

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文教大学

大学ジャーナルオンライン編集部

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