大学での学びをキャリアにつなげたい。活躍できる企業に就職したい。そんな学生の要望に応えている大学のひとつが、芝浦工業大学だ。2024年度卒業生の就職実績は99.3%、女子は100%(※1)を達成。「2025年有名企業400社(※2)実就職率ランキング」でも全国の大学で7位、私立大学3位(卒業生1000名以上)にランクインするなど、大手企業への就職にも強みを持っている。
なぜ芝浦工業大学の学生は、企業からも高く評価されているのだろうか。就職・キャリア支援部部長の久保ひとみさんと、次長の星野励さんに、芝浦工業大学キャリア支援の特色を伺った。
※1 就職希望者に対する就職した者の割合
※2 日経平均株価指数の採用銘柄・会社規模・知名度・大学生の人気企業ランク等を参考に、大学通信社が選定。

1年次からキャリア支援を開始。学びとキャリアの関係を密に
2027年に創立100周年を迎える芝浦工業大学では、就職を希望する学生の就職率100%を目標に掲げている。教員、就職・キャリア支援部、そして卒業生による組織(校友会)などが連携し、学生たちのサポートを行ってきた。
たとえば就活関連イベント。開催数は年間約200回にものぼり、インターンシップ関連セミナー、エントリーシート(ES)の書き方、面接対策など内容は多岐にわたる。セミナーのアーカイブも配信しているため、学生は場所や時間を問わず視聴可能だ。
また、就活関連情報は特設サイト「CAST」に集約。企業も告知などを掲載しており、学生はいち早く最新の情報に触れられる。
1年生から参加できる企業見学を開催しているのも特徴的。製造業等、様々な業界を見学し、大学で学ぶ知識や技術が活かされている現場を知るのだ。1年次からのキャリア支援には、学問と社会のつながりを重視する芝浦工業大学の姿勢が反映されている。
「学びが将来どこにつながっていくのかを常に意識することで、大学生活の視野も広がると思います。また、近年はインターンシップが採用活動に連動するため(2022年6月三省合意改正)、早期に動き出すことが重要です。準備が遅くならないようキャリアについて日頃から考えてほしいと、1年生の頃から支援を行っています。」(久保さん)
「就活はゴールではなく人生のスタートなのだと、低学年のうちに気づいてほしいです。卒業後、答えのない世界でどう生きていけばいいのかを意識させるような支援ができればと考えています。」(星野さん)
芝浦工業大学の学生を、企業はどう評価した?
芝浦工業大学では「社会に学び、社会に貢献する技術者の育成」を建学の精神に掲げ、実学主義に基づく教育を展開してきた。実験や実習、設計製図、レポートなどアウトプットの機会も多く、学生たちの粘り強さや課題解決力を伸ばしている。こうした能力は、企業からも高く評価されているそうだ。
「最近では、コミュニケーション能力の高い学生が多い、といった評価も増えました。授業内でPBLなどの機会も多くあるため、コミュニケーション能力が高く、チームの中心となれるような学生が育っているのだと思います。」(星野さん)
「学部に関係なく全員が高いITスキルを持っていることも、就職率の高さにつながっています。新聞社、金融、保険など、分野を問わずIT人材の需要が高まっているからです。」(久保さん)
有名企業への就職にも強い芝浦工業大学。学生にはどのように支援しているのか。
「学生には大手も中小も幅広く案内しています。狭い範囲で就活して決めてしまうと、就職後のミスマッチや早期離職につながりやすいです。そのためキャリア支援では、学生たちの選択肢を広げることにも力を入れています。また、企業のみならず、公務員への支援体制も充実していることから、近年では『東京都庁』の合格者及び入庁者の大幅な増加とともに、国家(総合・一般)や地方の県庁、政令指定都市への就職者数も増加しています。」(久保さん)
選択肢を広げる施策のひとつが、学内で開催する企業説明会だ。必要な情報を適切なタイミングで届けようと、前年の参加者アンケートや就活に関する社会情勢をもとに、開催時期と参加企業を毎年調整している。
「気軽に参加できるように告知しているので、説明会の参加人数はかなり多いです。開催の前段階として学生との個人面談にも力を入れ、説明会で注目すべきポイントなどを伝えています。」(久保さん)

学生からも保護者からも好評なキャリア支援体制
芝浦工業大学のキャリア支援は前述の内容だけではない。約40名のキャリアコンサルタント、元公務員、企業で採用に携わっていた元役員も学生を支えている。サポート内容はES添削から面接練習まで多岐にわたる。
「ESは第三者に見せることでさまざまな気づきが得られます。キャリアコンサルタントに添削してもらううちに、自分の伝えたいことや伝えるべきことが明確になり、言語化できるようになります。」(星野さん)
キャリアコンサルタントの経歴は学生にも公開されており、複数名への相談も可能だ。面談等の予約は特設サイトの「CAST」上で行う。特定のキャリアコンサルタントを相談相手に指名する機能もあるそうだ。
「ES添削だけでなく、面接対策を利用した学生からのお礼の声も多いです。1度だけでなく、多様な状況を想定して何度も繰り返すことで力をつけてます。」(久保さん)
保護者との接点が多いのも特徴だ。芝浦工業大学には保護者による後援会があり、全国の支部で地域交流会が実施されている。地域交流会の場では、キャリアサポートの職員も参加し、就職支援の取り組みや学生のキャリア形成の状況を積極的に発信し、最新の就活動向や具体的な支援内容を詳細に説明している。
「とくに地方に住んでいる保護者のみなさまは、離れて暮らす学生を心配しているでしょう。不安をなるべく解消できるようなキャリアサポートを常に考えています。」(久保さん)
誰ひとり取りこぼさない支援をめざして
芝浦工業大学がめざすのは、誰ひとり取りこぼさないキャリア支援。
「動き出す時期が早ければ選択の幅も広がるので、就職を希望する多くの学生と面談できるような環境を整えたい、と考えています。いかに学生に就職キャリア支援部へ足を運んでもらえるか、日々の課題です。」(久保さん)
大学院進学者へのキャリア支援も、さらに充実させていく予定だ。同大学の大学院進学率はおよそ50%を見込んでおり、高度専門人材の育成にも力を入れている。博士(後期)課程においては、修了後のキャリアパスを明確に示すことで、アカデミアのキャリアビジョンだけでなく、民間就職にも前向きになれるよう努めている。
「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)に本学が採択されたことを機に、大学院生向けキャリアビジョンセミナーを実施しています。民間企業をお呼びして、博士人材が活躍できるフィールドの広さや、需要を伝えました。学部生も聴講できるので、早期から博士へのキャリアビジョンを描きやすくなると思います。」(星野さん)
留学生の日本での就職支援、女子学生の就職率100%の維持などにも引き続き注力していく。また、工学部とシステム理工学部が課程制に移行することで、今後は横断的な学びを経験した人材も輩出できるのではと予想されている。カリキュラムの魅力はもちろん、卒業後の進路にも期待を抱いて入学できるだろう。
最後に久保さんと星野さんに、芝浦工業大学を志望する方へのメッセージを伺った。
「芝浦工業大学は、学生の就職・進路を全力で支援する大学です。就職・キャリア支援部、教職員全体が一丸となり学生を支え、面談やセミナーを通じて、理想の将来の実現を後押ししています。2024年度の卒業生の就職率は99.3%、女子学生は100%を達成しており、今後もより一層の支援を行ってまいります。特に女子学生については、30%以上の入学と活躍支援にも力を入れています。ぜひ芝浦工業大学で自分の可能性を広げてください。」(久保さん)
「本学には頭で考えるより、まず手を動かしてみる学生がたくさんいます。だからこそ、ものづくりがしたい学生には本学を強くおすすめしたいです。研究室でもシミュレーションをするだけでなく、ものを実際に作って動かす機会があります。」(星野さん)
参考:【芝浦工業大学 公式Youtubeチャンネル】【芝浦工業大学 工学部】課程制で変わる未来 ー課程制の仕組みと魅力ー
参考:【芝浦工業大学システム理工学部】芝浦工業大学システム理工学部改組
