4年制の通信制芸術大学、京都芸術大学通信教育部は2022年度より、外国籍の学習生を対象に完全オンラインのプログラム「Foreign Student-Acceptance Program」を開設する。コロナ禍においてオンラインの利用が日常的になり、学びのスタイルが大きく変わるなか、世界中から芸術を学ぶことのできる学習機会を提供する。

 今回のプログラムは日本全国の多地域・多世代1万人以上に学習機会を提供している通信教育部の芸術教育に、併設校である京都文化日本語学校の質の高い日本語教育を組み合わせ、海外在住・日本在住の外国籍の学習生にとって学びやすい新たな学習機会を提供する。

 完全オンライン課程はイラストレーションコース、書画コース、芸術教養学科、アートライティングコースの4つから選択する。いずれもインターネットを利用して通学不要で学ぶことができる。学びを深めるための日本語を身につけながら、アート・デザインの優れた実例にふれ、芸術についての考え方や知識を深め、それらを実際の仕事や生活に応用する方法を身につける。

 初めて大学に入学する場合は最短4年、大学や短大、専門学校を卒業している場合は3年次編入学により最短2年で卒業可能。卒業すれば学士(芸術)の学位が授与される。出願に際し、一般的に必須とされる日本国内の中継先住所や日本国内での本人名義の銀行口座は求めない。授業料も年間17万円~32.3万円と受講しやすい金額となっている。入学時期は春入学のみ、2022年度は1月24日(月)から出願開始となる。

参考:【京都芸術大学 通信教育部】Foreign Student-Acceptance Program

京都芸術大学 通信教育部

大学ジャーナルオンライン編集部

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