広島大学の越智光夫学長は、米国ハワイ州のマウイ島で発生した山火事で多くの犠牲者を出し、歴史的な街並みが焼失したことに対し、犠牲者に深く哀悼の意を表明するとともに、被災地の一刻も早い復興に向けて可能な限りの支援をする考えを発表した。

 広島大学によると、ハワイ州のオアフ島にあるハワイ大学マノア校やハワイ島にあるハワイ大学ヒロ校は広島大学と大学間国際交流協定を締結し、留学を希望する学生向けの語学研修などで交流を深めている。

 このため、越智学長は教職員、学生とも今回の山火事に大変心を痛めているとし、被災者やその家族、関係者に心からのお見舞いの言葉をホームページ上で公表した。

 マウイ島の山火事は8日未明に発生し、強風にあおられて瞬く間に市街地へ拡大、ハワイ王国時代の古都ラハイナで多くの建物が焼失した。火事による死者は100人以上を数え、1959年に州に昇格して以来、最悪の山火事被害となった。

 ハワイ州は日系人が多く居住し、日本人観光客が多数訪れる人気の観光地だけに、日本政府が29億円の支援を決めたほか、民間企業の寄付や募金活動が始まっている。

参考:【広島大学】米国ハワイ州の山火事における本学の対応

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