東京大学の女子学生を支援するさつき会奨学金が2027年度、給付対象を2倍以上に拡大する。これにより地方からの受験者が減少傾向にあるなかで女子受験生の挑戦を促し、東京大学が掲げる新ビジョン「UTokyo COMPASS」の「女子比率30%」実現を推進する。
さつき会は1961年創立の東京大学女子学生・卒業生の同窓会で、約1,300名の会員が在籍している。優秀な女子の東大受験を促し次世代を担う女性をより多く輩出することを目的に、東京大学基金内に地方女子限定のさつき会奨学金基金を設け、2013年度入学生から支給を開始した。
さつき会奨学金は、自宅外から通学せざるを得ず、経済的支援を必要としている東京大学を受験する女子学生を対象に月額5万円を支給するもので、2025年度までに合計113名の奨学生に支給している。
2027年度新入生からは、従来型のさつき会奨学金に加え、都道府県から寄付を募って300万円ごとに1人を支援する「都道府県指定口」と、経済的条件を問わずに毎年度30人程度を支援する「家計基準撤廃口」が新設される。
支給期限は「都道府県指定口」が学部4年間(6年制学部は6年間)と修士課程進学後は標準修業年限、「家計基準撤廃口」が学部4年間(6年制学部は6年間)。いずれも予約採用型の給付型奨学金となる。「都道府県指定口」は既に大分県で2人の支援が決定している。
