山梨県は、県立甲府工業高校に新たな学科を設置し、併せて、山梨県立大学国際政策学部に設置構想中のメイカーズ学科(2028年4月設置構想中)との接続を図る県独自の「7年一貫教育プログラム」を構築することを発表した。公立高校と大学を結び、技術系人材を育成する全国初の取り組みで「デジタル系次世代リーダー」を育成する。

 山梨県は、2025年8月に技術系人材育成機関検討委員会からの「高専または高専以上の効果をもたらす新たな教育機関を設置すべき」との提言を受け、教育効果を最大化するという観点を最も重視しながら検討し、県独自の「7年一貫教育プログラム」の創設決定に至った。

 このプログラムは、県立甲府工業高校に設置する新学科(定員は1学年25名)で3年間学んだ後、原則として卒業生全員が山梨県立大学メイカーズ学科に進学することが可能となる制度で、7年間の一貫教育となる。メイカーズ学科は山梨県立大学国際政策学部に2028年4月設置予定・設置構想中の文理融合の工学系学科。工学だけでなく哲学、デザイン、マテリアル、社会実装まで横断的な学びを通して、社会と文化の基盤を更新する力を育てるとしている。

 また、高校段階から県立大学との交流や施設利用を通じて学びの効果を最大化できる環境とすべきとの観点から、新学科の設置場所は「県立大学飯田キャンパス内」とする。山梨発の新たな高大接続モデルとして、2030年春の開設を目指して準備を進めていく。

参考:【山梨県】新たに設置する技術系人材育成機関について

山梨県立大学

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。