関西大学総合情報学部の友枝明保教授と先端科学技術推進機構の佐々木多希子客員研究員は、イオンモール株式会社と共同で、移動式販売事業『PARADE MARKET』に関して実証実験を開始した。

 イオンモールは、2023年7月20日(木)、大阪市都島区の「イオン京橋店」跡地に再開発までの暫定利用施設として『FULALI KYOBASHI』をグランドオープンした。ショッピングモールとは異なる新たな店舗形態として、移動式販売事業『PARADE MARKET』を展開。イオンモールが移動販売車と出店場所の貸出サービスを提供する同事業の新規展開に向け、同施設を活用して関西大学と共同で実証実験を行う。

 移動販売車は、その利便性から、平日はビジネス街、休日はショッピングモールと人の集まる場所とニーズに応じた出店ができる。しかし売上については出店場所、時間帯、天候、商品などの様々な要因が関係しており、予測は大変難しい問題となっている。

 今回の実証実験では「必要な時に、必要な場所に、店舗を届ける」こと、「貸し出しする移動販売車の売上を最大化する」ために、数理モデルを用いて基本データの収集を行い、最適な販売ルートを模索する。

参考:【関西大学】 関西大学×イオンモール株式会社による共同研究 ■新たな移動式販売事業『PARADE MARKET』の実証実験を開始~ 数理モデルを用いて最適なルートを設定。必要な時に、必要な場所に、店舗を届ける ~(PDF)

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