中国深圳大学の日本校は文部科学省から外国大学の日本校に正式指定されたことを明らかにした。指定により、卒業生は日本の大学院への進学資格を得られるほか、日本の大学などと修得した単位の互換が認められ、奨学金受給や通学定期の割引が可能になる。

 深圳大学東京校によると、同校は東京都新宿区四谷にキャンパスがあり、中国語・ビジネス中国語学科を置く。副専攻として中国広東省深圳市の本校で経営学(イノベーションと起業)、情報コミュニケーション学(モバイルインターネットアプリ技術)を学ぶことができる。本校への短期、長期留学も可能。卒業生には本校から卒業証書が授与される。

 文科省によると、深圳大学東京校の指定により、外国大学の日本校は米テンプル大学ジャパンキャンパス(東京都世田谷区)、専修学校ロシア極東大函館校(北海道函館市)、中国・天津中医薬大学中薬学院日本校(神戸市中央区)、米レイクランド大学ジャパンキャンパス(東京都墨田区)、米アリゾナ州立大学サンダーバードグローバル経営大学院日本校(広島県東広島市)など計9校となる。

 深圳大学は1983年、広東省深圳市に創立された総合大学で、学生数(本科生、修士、博士、留学生)4万3,385人。深圳はHuaweiやインターネットサービス最大手Tencentといった大企業の本拠地があり、中国の「シリコンバレー」とも称される。深圳大学東京校は今後の国際社会に対応できるグローバル人材の育成を目指しており、情報コミュニケーション学に関して、テンセントと共同で提供する予定。2024年4月入学者に向けて現在出願受付中で、中国語未習者の場合は小論文と面接で選考を行う。

参考:【深圳大学東京校】深圳大学東京校、日本文部科学省より「外国の大学等の日本校」として正式指定を受ける

大学ジャーナルオンライン編集部

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