立命館大学は、大学院生の金村容典さん(法学研究科1回生)が起業し、開発した語学学習のためのスマートフォン用アプリ「Flamingo(フラミンゴ)」のサービスが2016年2月1日から京都・大阪・滋賀の3府県で開始されたことを発表しました。

 「Flamingo」は、外国語を学びたい人と留学生をマッチングし、対面でのレッスンを安心、安全、気軽に受けられるというサービスです。使い方は、専用アプリに登録した人が留学生のプロフィールや他者からのレビューを閲覧し、希望の相手をみつけ、無料チャットで申込みます。その後、カフェなどの公共空間でレッスンを受けることができます。このサービスを通して、留学生はレッスン料として収入を得、また、ユーザーは語学を学ぶ機会を得ることができます。

 「Flamingo」を開発した金村さんは、立命館大学の起業家育成プログラムが企画するシリコンバレーでのインターンシップに第一期生として参加し、アメリカを拠点に活躍する起業家ChatWork株式会社代表の山本敏行さんの下で、多くの起業家やビジネスプランに触れた経験からこのアプリを誕生させました。帰国後、金村さんは、同じ問題意識をもつ仲間と集まり、アプリの開発、ビジネスプランのブラッシュアップを重ね、2015年6月に株式会社フラミンゴを法人登記しました。社員9人はすべて学生で、留学生支援のボランティア活動を行っている学生や情報理工学部でプログラミングを学ぶ学生、中国人留学生などがメンバーです。株式会社フラミンゴでは、3年後に、市場規模2千億円と言われている成人向け英会話市場の10%を獲得し、事業を通じて多文化共生社会を実現していくことを目指しています。

大学ジャーナルオンライン編集部

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