芝浦工業大学の廣瀬敏也教授(ヒューマンマシンシステム研究室)が分担者として参画し、株式会社ハイパーデジタルツインが代表機関として受託した、情報通信研究機構(NICT)の「革新的情報通信技術研究開発委託研究(採択番号:06401)」における研究開発課題「多重自律マイクロモビリティのためのハイパーデジタルツイン基盤」が、プロジェクト終了後の評価で最高評価の「S評価」を獲得した。
株式会社ハイパーデジタルツインは芝浦工業大学の新熊亮一教授(社会情報ネットワークデザイン研究室)によって創立された同大学発の第1号ベンチャーで、同研究開発は2022年度から2024年度の3年間(総額300百万円)で実施された。NICTの「革新的情報通信技術研究開発委託研究」として、Beyond 5G(B5G)時代を見据え、多数の自律マイクロモビリティ(小型移動体)を安全に同時運用するためのデジタルツイン基盤の実用化を目指したもの。
主な技術成果としてはまず、12m×12mのエリアにおいて、10台の自律マイクロモビリティが最高速度6km/hで5分間事故なく自律移動を継続し、目標を上回った。また、自律移動モビリティ車両の経路追従制御により、直線・カーブのいずれの経路でも移動経路誤差が5cm以内であることを実証。インフラ構築では、5施設で合計20台のLiDARエッジボックスを常設し目標を上回った。
プロジェクト終了後の審査委員の講評では、「総合的に見て非常に優れた成果を挙げており、特に事業化に向けた取り組みが着実に進められている」と、最高評価のSを獲得し、研究成果の質と費用対効果の面でも優れているとの講評を得た。今回の成果を発展させ、今後もB5G時代に向けた研究開発を加速させるとしている。
