京都文教大学総合社会学部 実践社会学科では、特徴である“教室を飛び出した学び”を入学直後の1年生がすぐに体感できる実践型プログラム『KAKEYU』をスタートさせた。

 実践社会学科は2024年度に開設された新たなコンセプトの学科で、講義中心ではなく実践を軸としたカリキュラムを特徴とする。学生は「ひらめく」「しらべる」「つなぐ」「あきなう」「つくる」「みせる」の6つのラボと「カフェ」「公園」「農業」「多文化・多世代共生」「映画」の5つのプロジェクトのいずれかに所属し、学内外の様々な領域で活躍する社会人と交わり、一人ひとりが実践的な経験を積み重ね、社会のなかで課題を発見し、多様な他者と協働して解決に取り組む力を養っていく。

 『KAKEYU』は入学直後の1年生を対象に、学科の核となるフィールドワークの楽しさを実感しながら、現場での実践と教室での講義を行き来することで「知識と実践のつながり」を発見し、2年次からの本格的なプロジェクト活動に入りやすくするための学科公認プログラム。高校時代から探究活動に慣れている学生もいる一方で、いきなり“現場(社会)”に飛び出すのに抵抗がある学生もいることから、体を慣らすためのKAKEYU(かけ湯)という趣旨で行われている。

 『KAKEYU』では2か月に1回社会人との学生交流会「ジェネコネ」に参加するほか、メンバーが発見してきた社会人と学生が交流できる場に適宜参加する。活動の翌週は全員で振り返りを行い、体験した出来事やその時の心境に加え、名刺交換の枚数やメールの送信状況、そして返信をもらった数やその内容について共有。交換した名刺はアプリで管理し、今後のプロジェクト活動に活かしたり、学生たちの行事を案内するなど活用していくという。修了者には学びの証明としてデジタルバッジが授与される予定である。

 なお、実践社会学科では活動用の「実社ネーム」を4年間使うという取り組みも行っており、学生だけでなく教員も「すいっち」「たかうぇい」といった実社ネームを持っている。プロジェクト活動では、自分の考えや意見を安心して伝えられること、チームのなかで自分をさらけ出し助け合えることが最も大切となることから「実社ネーム」で呼び合うことにより互いの心の垣根を取り払い、安心して活動に集中できるよう工夫している。

 実践社会学科の村山孝道准教授は、これらの活動を通じて「今のうちに社会を知る、触れることで、大学と実社会とのミスマッチを軽減し、また、社会には様々な人がいて、様々な生き方をしていることに気づいてほしい。最終的には自分の大学4年間をどう生きるかという問いに対して、自分なりの考えと、行動指針を獲得してほしい」と期待している。

参考:【京都文教大学】総合社会学部 実践社会学科

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京都府の南部、宇治市に位置する京都⽂教⼤学は、2026年に開学30周年を迎えました。「ともいき(共⽣)」の理念の元、地域社会との協働を重視した実践的な学びを提供しています。総合社会学部、臨床⼼理学部、こども教育学部の3学部13コースでは、社会課題に主体的に向き[…]

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