藤田医科大学を運営する学校法人藤田学園と慶應義塾大学を運営する学校法人慶應義塾は、先端医療の社会実装を目的に連携協定を締結した。再生・細胞医療や遺伝子治療、ロボティクス、データサイエンスの分野で連携し、研究開発の高度化を図る。
藤田医科大学によると、連携の主役となるのは、藤田医科大学が東京都大田区の羽田空港近くに2023年秋に設置予定の東京先端医療研究センター、慶應義塾大学が羽田空港対岸の川崎市川崎区に2016年開設した殿町タウンキャンパス。
藤田医科大学の東京先端医療研究センターは次世代医療の研究拠点で、再生医療をはじめ、がんのゲノム治療、最新機器による検診、高度な不妊治療などを進める計画。慶應義塾大学の殿町タウンキャンパスは既存学部の枠を超えて活動する場所として開設された。
連携では、再生・細胞医療や遺伝子治療、ロボティクス、データサイエンスの分野で共同研究を進めるとともに、事業化支援や人材育成、施設や設備の共同利用をし、両学校法人が持つ潜在能力を最大限に発揮して国際的に通用する新しい先端医療の開発を目指す。
参考:【藤田医科大学】学校法人藤田学園と学校法人慶應義塾が先端医療技術の社会実装、産学公連携活動の推進に向けた連携協定を締結(PDF)