九州地方の高校で早朝に行われている課外授業「朝課外」。スタディプラス株式会社のStudyplusトレンド研究所は、学習管理アプリ「Studyplus」上で、九州地方の学校に通う高校生を対象に「朝課外」に関する調査を実施した。有効回答数762名。

 調査によると、「朝課外」がある割合は全体の7割。県別では宮崎県(93.9%)・沖縄県(93.2%)で9割を超えており、高校区分では私立(67.6%)より国公立(76.1%)の方が実施率が高かった。

 「朝課外」が「ある」もしくは「入学してからしばらくはあったが、途中廃止された」と回答した生徒に「“朝課外”はどれくらいの頻度であるか? or あったか?」聞くと、約7割が「朝課外」が毎日あると回答。生徒の起床時間は朝6時台が最多で全体の51.7%。続いて朝5時台が41.5%だった。学校への到着時刻は約9割が朝7時台。朝5時台、朝6時台の回答もあった。

 「朝課外」が「ない」と回答した生徒に、「高校に入学してから“朝課外”を経験したことはあるか」聞くと、約2割が入学後に「朝課外」が廃止されたと回答。「入学してからしばらくはあったが、途中で廃止された」と回答した割合が最も高かったのは熊本県(44.1%)だった。

 「“朝課外”は必要だと思うか?」聞くと、「必要ない」「どちらかと言えば必要ない」の合計が7割以上。理由は「寝不足になってしまうから」「疲れが溜まってしまうから」が7割を超え、「家族に負担が掛かってしまうから」という声も3割を超えた。一方、必要だと考える生徒の主な理由は、「勉強時間を確保できるから」が最も多く、約6割の回答を集めた。

<回答者の内訳>
都道府県別 :福岡県331名、鹿児島県123名、沖縄県88名、熊本県72名、宮崎県66名、大分県29名、長崎県28名、佐賀県25名
高校区分別 :国公立574名(国立3名・公立571名)、私立188名
高校タイプ別:普通科685名、専門学科62名、総合学科15名
学年別   :高校1年生297名、高校2年生460名、高校3年生5名

参考:【Studyplusトレンド研究所】九州の高校で伝統に続く「朝課外」について高校生に調査、起床時間は約4割が朝5時台・”寝不足””疲れ”を理由に7割以上が不要と回答

大学ジャーナルオンライン編集部

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