2023年12月15日、城西大学は、12月30日に静岡県で開かれる「2023全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)」に出場する女子駅伝部と、1月2、3日に開かれる「第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」に出場する男子駅伝部の壮行会を埼玉坂戸キャンパスの清光ホールで開催した。全日本大学女子駅伝と箱根駅伝でともにシード権を保持するのは全国で城西大学のみ。

 城西大学女子駅伝部は10月29日に宮城県仙台市で開かれた第41回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)で17年ぶりに4位入賞を果たし、5年連続でシード権を獲得した。壮行会で赤羽周平監督は「全日本の後、かなり良い状態でここまで来ましたが、昨年同様、色々なアクシデントが起きて、最後まで油断が出来ない状態です。ただチームの雰囲気は良く、非常に良い形で大会を迎えることが出来ると思います。“全員駅伝”で目標の5位入賞を達成して、勢いに乗っている男子駅伝部の箱根につなげられたらと思っています」と決意を述べた。
 
 また、男子駅伝部は箱根駅伝で総合9位となり、5年ぶりにシード権を獲得した。10月9日の出雲全日本大学選抜駅伝では3位と学生3大駅伝で初の表彰台を射止め、さらに11月5日の全日本大学駅伝では過去最高の5位に入賞して5年ぶりにシード権を獲得するなど快進撃が続いている。櫛部静二監督は「今年は『楽しく』をモットーにやってまいりました。(箱根の)目標は3位を掲げていますが、スポーツはやってみないと分からないところがあります。ただ、学生たちは今年1年、きつい厳しい練習に耐えて、その中でも楽しくやってきました。最後まであきらめない走りをしてくれるものと思っています」と抱負を語った。

 壮行会では学歌斉唱に続いて、城西大学應援團・チアガール部が選手たちにエールを送り、城西大学付属川越高等学校の和太鼓「欅」のメンバーが、勇壮な和太鼓の演奏を披露。藤野陽三学長は「7000人の学生と3、400人の先生、職員が応援しています。ぜひ調子の良い城西を続けていただき、健康に気をつけ体調を万全にして悔いの残らない成績を残していただきたい」と述べ、選手たちを激励した。

参考:【城西大学】【女子駅伝部・男子駅伝部】富士山女子駅伝と箱根駅伝の壮行会を開催-全日本大学女子駅伝と箱根駅伝でともにシード権を保持する唯一の大学

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